
こんにちは、(株)DGコミュニケーションズ マーケティングチームのうえむらです。
憧れのタワーマンション。ホテルライクなエントランスロビーや展望ウンジから眺める美しい夜景……想像しただけでも素敵ですよね。
人生に一度くらいはタワーマンションに住んでみたいかも……と思っている方も多いのではないでしょうか。
でも、近頃マンションの価格が高騰する中、タワーマンションはますます手が届かない存在になっている気配も?!
実際にどうなのか……夢をかなえるために一緒に考えてみましょう。
やっぱり高かった!今やタワーマンションのファミリータイプは都心ではほぼ億ション!都下や川崎、横浜も8000万以上に!

MAP①は首都圏で過去約5年間に発売された主な新築タワーマンションの75㎡換算価格を、色別にプロットしたものです。
これを見ると、山手線内側はほとんどが「赤=1億以上」!?武蔵野市も1億超え、横浜、川崎市も8000万以上と高額になってしまいます。
でもよく見ると、都心に近い北区や江東区湾岸、JRなど主要沿線の千葉、埼玉方面などは、通勤アクセスが良い上に、まだまだ5000万円台までのケースも多いようです。これなら、一般的な会社員ファミリーの方でも購入をイメージしやすいのではないでしょうか。
都心に近くて比較的お値打ちな城東城北エリアや湾岸、ちょっと遠いけれど交通利便のよい埼玉、千葉の駅前タワーマンションなどエリアを選べば夢は叶いそう! さらに今後は、働き方改革やテクノロジー進化によって「職場に遠くてもOK」のリアリティが高まると予測されます。 メジャー沿線駅近が多くグレードも高い郊外タワーは、「働く場所改革時代」をリードする、スタンダードな住まいになるかもしれません。
……それでも、やっぱりエリアにはこだわりたい?そんなあなたへ……
55㎡換算してみたら、ぐっと買いやすいお値段に。エリア選択肢も一挙に広がる!
MAP②は、MAP①のタワーマンションについて、55㎡で換算した価格を色別にプロットしたものです。
ぱっと見て「青=5000万円台まで」がとても多いと思いませんか?
中央区湾岸、新宿区、品川・大田区、など都心外郭~城南、横浜中心部、中央線都下など多くのエリアが5000万円台圏内に入ってきます。
また、都心部をみると、港区の青山・麻布あたりはさすがに高額ですが、山手線内側で「水色=6000~7000万円台」のケースも多くみられます。
全般に、エリアの選択肢が広がった印象ですね。
「おぉ、これなら希望のエリアで買えるかも!」
「……でもこれって……さすがに狭いんじゃない?」
「これから子供も欲しいのに……」
そう思ったファミリーやカップルの方も多いことでしょう。
シングルの方も将来結婚なども視野に入れて探す場合は、少し不安に感じるかもしれませんね。
でも、そう決めてしまうのはまだ早いかも……
小さめプランにカップルやファミリーで住みこなすスタイルは、いまどきの賢い選択肢のひとつ。

最近、書店などで、小さな住まいをテーマにした本をよく目にします。徹底的にコストを抑えた、いわゆるチープシック?と思いきや、とても上質なライフスタイルの例も多く、こうした本が実際によく売れ、著者のブログも人気になっているそうです。
人気の背景には、
- 共働きの増加等による家事の効率化ニーズ ⇒ さっと片付くスモールスペース
- 保管、シェアリング、レンタルなどサービスの多様化 ⇒ モノを置かなくても大丈夫
- IoTに代表されるテクノロジーの進化 ⇒ 例えば宅配システムの進化で、「所有」や「ストック」から解放
などが考えられますが、住まいの価値観も確実に多様化していることがうかがえます。
例えば、写真は、50㎡のマンションを購入し、ご夫婦と小さいお子さんの3人で暮らす日常を、奥様ご自身が綴った本。
小さめの空間ながら、上質なインポート家具や食器を誂えた、すっきりと美しいインテリアが、家事の効率化というテーマ以上に印象に残る一冊です。
共働きで、奥様も多忙な外資系マネージャーとのこと。良いものを厳選し、上手にサービスを利用する、賢く素敵なライフタイルといえそうですね。
「家事を手放してシンプルに暮らす」Aki著(ワニブックス刊) 著者ブログ
ちなみに、さきほどのMAPで試算した55㎡あれば、お子さまの個室を想定した2LDKもつくりやすいので、ファミリーにとってさらに現実的になるのでは。
また、Small Spaceを魅力的に住みこなすヒントとして、海外の洗練されたインテリアの本などを参考にするのもおすすめです。
さらに、タワーマンションにはエントランスロビー、パーティールーム、展望ラウンジ、ライブラリー、キッズルーム、植栽など共用部が充実しています。専有面積が小さめでも、こうした空間を利用することで、開放感、眺望、リッチな雰囲気、緑の環境などを享受できるので、スモールスペース・スタイルとの親和性は特に高いのではないでしょうか。
希望のエリアで小さくリッチにタワマンライフ、という選択肢もありそうです。
ひとつめ、ふたつめ、のどちらの選択をした場合でも、将来比較的融通がきくこともメリット。
一般的にタワーマンションは、資産性が高いといわれています。 中古で売却する場合に価格が落ちにくかったり、賃貸を相場より高めの家賃で確実に貸せたりするケースが多いのです。 当然、永住価値も高いわけですが、実際に住んでみて万一見直したいなと思ったり、ライフスタイルが変化して住み替えたいときも、比較的融通がききやすい、という利点があるのです。
まとめ
今回はエリアと面積の2つの面から解決策を考えてみましたが、資金対策や、階層・方位といった住戸条件の選び方など、あなたに合ったタワーマンション購入検討の方策は他にもあるはず。
不動産は高額な買い物だけに、最初にエリアや面積など条件を慎重に絞ってしまいがちですが、まずは柔軟な視野から広く俯瞰してみることで、夢がかなう可能性も広がります。
もちろん、よく検討した結果、やはりタワーマンションとは別の選択肢、という結論になることもあるでしょう。
いずれにしても、タワーマンションプロジェクトはマンションの先進設備やデザイン面などグレードが高いケースが多いので、一度モデルルームを見学してみるだけでも住まい選びのヒントが見つかるのではないでしょうか。
人生に一度くらいはタワーマンションに住んでみたいかも……、と密かに思っているあなたへ。
「漠然とした憧れ」から1歩踏み出してみませんか?
うえむら