【DGコミュニケーションズ 社員インタビュー】第1回

DGコミュニケーションズ 社員インタビュー

こんにちは、BONDs編集部のみつぼりです。

当サイトを運営しております(株)DGコミュニケーションズ(以下DGC)から、社内外に紹介したい社員のひとりにスポットを当てるインタビューコーナー!

DGCは不動産中心の広告代理店です。が、不動産以外の広告も手がける部署があります。

今回はさらさら黒髪が印象的な、コンシューマアドカンパニー部(以下CAC)Iさんをご紹介いたします!

CACのお仕事

───まず、CACとは、どんな部署なのでしょうか?

不動産以外の消費財のクライアントが中心で、メディアバイイング、プロモーション、マーケティング、クリエイティブなどフルラインでの業務を担当しています。不動産に比べるとメディアバイイングの業務が比重としては多いと思います。

───不動産部門の比重が高い中、CACだけで社内の売上の1割近くいってるのがすごいですね。

んー、まぁ昨日今日この体制になったわけではなく、もともと創業者が金融系で独立してつくったのが「創芸」(前社名)で、そこから不動産が派生したと聞いてます。消費財は金融の流れでずっとあったらしく、そこから新規でクライアントを増やしていったみたい。

───どんな業種のクライアントを担当しているんですか?

私は、今は金融系が中心です。「消費財チーム」でいうと、過去には製パン・飲料・出版などのクライアントもありました。不動産のクライアントが存在していたこともあったけど、今の営業本部に統合されました。そうそう、映画事業っていうのもありましたね、懐かしい。

───大手メーカーだと、他社広告代理店のD社やH社と連携して動くんですか?

いやいや、競合です。

消費財の場合はD社やH社は完全な競合で、一緒に組んだりすることは基本的にはないですね。

私の担当している金融系クライアントも、D社、H社、DGC、絶えず3社でコンペです。イメージキャラクターのI.Rくんもコンペで獲得しました。その後、彼の案件は指名で発注してもらってますが、これは異例。

I.Rくんの他に、D社扱いで女優さんともキャラクター契約してるんですが、この女優さんのCM制作は3社コンペなんですよ。DGCも勝って1本作りました。絶えず3社コンペなので、良くも悪くもフラットな目で見てくれるという。たまには贔屓してもらいたいものです。

───フラットな目についてですが、不動産広告だと「あそこが一番安かった」みたいな、そういう決定理由もあったりしますけど、消費財の場合は予算よりクリエイティブ勝負なのですか?

それだけではないですけどね。コンペの場合は予算が提示されてる場合がほとんどなので、予算をいかに効率的に使うかっていうこともアピールポイントになるし。

そういう意味では「安い」に似ているかもしれないけど、お預かりするお金をいかに効率的に使うかっていう点ですね。

───不動産は結構D社と一緒にやったりしますけど、消費財の方は完全にバチバチしてるんですね。

そうそうそう。仲良くなんてできないですよね、競合だから。

だから、不動産の方で一緒にやっているのを見ると羨ましいなとも思う。

───営業する上で、「不動産広告のDGC」という看板は使ってますか?

「創芸」時代で言うと、私が入社した頃には消費財でもある程度きっちり畑を耕してくれていた立派な先人がたくさんいたので、クライアントに対してはすでに「創芸」という会社はきちっと刺さってた。だから、「うちは不動産が強いんです」っていうのは、言わなくても仕事は成立してたかな。不動産を強調しなくても、「創芸」という看板で仕事ができてたと思います。「DGC」になったときは、「不動産が強い」というより「WEB」に強くなりました、って言ってました。

───「創芸」時代の実績でやっていけるということですか?

今後は違うと思います。

私はたまたま、「暮らし」とか「住まい」に関わるクライアントがいなかったので、特に「不動産」を強調しないで来ましたけど。これからは、「DGC」が何に強い会社として認知されていくのか、変わっていくんだろうなと思っています。

───不動産だけでなく、「広告代理店」の実績として立派なアカウントが構築できたんですね。

IさんとDGC

───女性の営業が少ない中で、女性だからこそよかったことはありますか?

んー、特段自分が女性だからっていう意識をして仕事をすることはないですね。……でも、新商品説明会なんかでクライアントに一斉に呼ばれると、男性の中に女性一人だったりすることが多くて。それは入社したころからで。

そうすると、クライアントがその状況を不憫に思って、「ほらほら、前の方おいで!」とか、競合の営業の方にも親切にしてもらったりとか、目立ちたくないのに目立ってしまったという………。結果的にはよかったのかもしれないですけど。

───もはや存在だけで優遇されてたんですね!

では、入社のきっかけとか、志望動機ってどんな感じだったのでしょうか?

………実は私、就職する気がまったくなくて、就職活動をしなかったんです。

学生の時に1社だけどうしても入りたい会社を受けて。落ちてから他に探しもせずに卒業。今焦って就職しなくても、おいおい定職に就けば……って思ってて。そういう時代だったんですよ、私だけじゃないハズ。

───フリーダム!

で、大学の学生番号1番違いの子が創芸に入ってて、4月の前半にその子から電話がかかってきて、「なんか会社の偉い人に、君の知り合いで真面目なんだけどフラフラしてる子いる?って聞かれたんだけど仕事決まった?」「いや、全然決まってないけど」「じゃぁ、とりあえず会いに来るだけ来ない?」ってなって、何の会社か全然分かんないままに面接受けて。

───募集人材がピンポイント!!!

それで、当時の社長の面接がなぜか全部英語で。その中の質問のひとつが「お父さんは何やってるの?」だったんだけど、職業を表す単語がまったく出てこなくて、とっさに「それ関係ありますか?」って言っちゃったの。入る気ないし。※今の面接は日本語です。

面接終わって出るときに、社長から「また遊びに来なさい」って言われて。で、「あぁ、もうこれ不採用だよ」って思って帰りにシュークリーム買って、母親に「申し訳ないけど、たぶんダメだった」って言ったの。

───(爆笑)

そしたら総務の人から電話がかかってきて、「健康診断受けて欲しいんだけど」って言われて「え!また遊びにいらっしゃいって言われたから不採用だと思ったんですけど…?」「あれ、聞いてない?採用採用。だから健康診断受けて欲しくて…」ってなって。

───「それ関係ありますか」が響いたんですか!

それで6月中旬からアルバイトで入って、7月に正式入社したんだけど、まったく興味ない業界だったから、何するのか全然分かんなくて。頼まれる内容のほとんどを理解できなくて、初日から「これは大変なとこに来ちゃったぞ!」って思って。とにかくアルバイトのうちにやめよう!って。でも、アルバイトなのに社員旅行に連れていかれたりして、言い出すタイミングを失い続けて、よし言おう!と思ったら今度は出張に行ってくれって言われて。「2週間後にイベントがあって、もうIさんの名前も入ってるから」って台本渡されて、役割とかも全部決まってて。………私の人生流されっぱなし!………っていう感じで入ったの。

───かっちり調べて、何社からか選んで入ったと思っていたので、すごく意外でした!

それで、「やめたい」という気持ちから、何か転機はあったんですか?

んー、だんだんクライアントへおつかいを頼まれるようになって。天気が悪いとか、荷物が重いとかっていう日に。ひどいでしょ?

でも、どしゃぶりの中、クライアントに荷物届けに行った日なんかは、クライアントの歓迎っぷりったらないわけよ。「大丈夫か!?」みたいな。

おつかいに行って、かわいがってもらえるようになってくると、持って行った物に対して質問されるようになって。「あ、ちょっと帰って聞いてみます」って戻って、回答を報告して……っていうのをやってるうちに、クライアントからいろいろ聞いてくれるようになって。

その後、うちの大手化粧品会社を担当してた営業がやめて。当時の社長からそのクライアントのテコ入れのお達しがあったんだけど、引き継いだ人が男性で「化粧品なんて分かんないから、Iさん手伝って」という経緯で担当することになり。そこでも、競合の男性営業の中にひとりだけなんだか分かってない女子がぽこっていて。そんなのクライアント側にしてみたらお見通しだから、クライアントが、「いいか、こういうことはこうしなさい」とか、「こういうことに興味を持った方がいい」とかっていうことを教えてくれて。それで、「こうやって提案するんだ」とか「こういうところに気を遣えばいいんだ」っていうのを教わったり。

───外部の方からいろいろ教わったんですね!

そこからだんだん仕事が楽しくなってきたんですか?

そうね、そこが転機と言えば転機かな。

雑誌の扱いをもらってたんだけど、個人的に雑誌は元々好きで、提案するのとかは楽しかった。編集タイアップをどんどん仕掛けたり、勝手に企画を作って持って行ってたりして。今思うと乱暴だったと思うけど。受注してから出版社に許可取りに行ったりして。待ってても来ないときは、持って行くんだなって思って。その時に、「このタイミングで持ってきてもだめだよ」とか「今回絶妙だったね」っていうアドバイスももらってりして。

営業として「華がない」とか「気の利いたことが言えない」とかいろいろ考えちゃったこともあったけど、真面目にコツコツ努力することでも評価されて仕事に繋がるんだなって。

「水」って言われたら水だけ出すじゃなくて、この人は今、氷を入れて欲しいのだろうか、ストローさして欲しいのだろうか、飲むまで時間かかるなら水滴が垂れないようにコースター用意した方がいいのかとか、そういうことを考えるんだって。ぽっと出てくる言葉から想像しなさいっていうことも教えてもらった。

───消費財の営業の魅力とか、楽しいことは何ですか?

ペットフードメーカーを担当していたときのパッケージデザインは楽しかったですね。プレゼンも好きで、デザインが採用されると嬉しかった。消費財って自分で買える物が多いから、生活者の気持ちにもなれるし、店頭で商品を見たりできるのが好きで。

チョコレートのパッケージデザインは憧れでした。一番パッケージにお金がかかってる。箔押しがあったりとかエンボスがあったりとか、デザインのすべてがあの小さい箱に詰まってる!色とか「これはどうなってるの?」って見たりして。チョコレートって冬になると高価格帯が入ってきて、そういう商品にはその時の印刷の最新技術がすべて揃ってる。

───なるほど~、確かにそうですね!

仕事の中でも、クリエイティブが好きなんですか?

そうですね、形が見えるところが好き。

デザインに拘るようになったのは、ペットフードのパッケージを担当したときからですね。前任者が急にやめることになって、私が引き継いで。キャットフードのパッケージプレのタイミングだったんですけど、パッケージなんてやったことないからデザインに口出ししちゃいけないと思って、打ち合わせのときも黙ってデザイナーさんに任せて全部進めてました。で、いざプレゼンしたらダメで。クライアントもうちに出そうと何度も何度もチャンスをくれてたんだけど、全然チャンスに応えられないまま時間ぎれ。「申し訳ないけどよそに出す」って連絡が。

でも私は答えが分からなかったから、すぐにクライアントのところへ行って「このたびは申し訳ありませんでした。採用されたデザインを見せてください」ってお願いして。その時クライアントは、「まだできあがってないから普通見せないんだけど、見せてあげる。見せてくださいって言ったのあなたが初めてです」。それでデザインを見せてもらって、「あ、これだったら私もこっちがいいと思います。分かってよかったです」って話をしたの。

そしたらクライアントが「Iさんはプレゼンの最中、一回も顔を上げませんでした。自信なかったでしょ。次からは自分がいいと思わないなら、持ってきちゃダメだよ。自分がいいと思うものだけもってきなさい」って言われて。その時に、「あっ、自分で決めていいんだ」って思って、素人のクセにねぇ。

それで次の提案の時は、「自分で決めよう!」って思って、これは好き、これは嫌いって、好き嫌いで選んで提案しに行ったの。もう自信ありあり!自分の好きなものだけだから。それでコンペして、その時はとれたのかな。

でも、提案の時にクライアントから「ここがこうだと誤解されないですかね?」っていう、目からウロコな質問があって。店頭で生活者にどう伝わるかまで考えてなかった、という、若気の至りというか思い上がりというか。それからはクライアントの宣伝・営業、クリエイティブのスタッフなんかと話しをしつつ、「誰に」「何を」「どう」伝えたい・理解してほしいのかを意識するようになりました。学ぶのが遅いんです、いつも。

───まったく知らない会社に入ってからしたら、とても大きな成長ですね!今ではバリバリ頼れる先輩です!!

Iさんについて

───では、もうちょっと個人的な質問をしましょうか!

休日はどうされているんですか?

んー、以前はよく泳いでました。もう今は時間がないのでやめましたけど……。

───どれぐらい泳いだんですか?

週末に1日1km泳いでました。ゆっくりぐるぐる。なんか瞑想状態になってくるんですよね。

───それがスタイル維持の秘訣だったんですね!

いやいやいや。もう10年ぐらい泳いでないんで。

ただ、三田のオフィスになってから歩いてる量が半端ないみたいで、スタイルは分からないけど体力はついた気がする。階段の昇り降りもあるし。

───食事制限とかしてるんですか?

体重が増えたらちょっと気をつけるかな。私、夏と冬で体重が3~5kgぐらい違うのね。

冬は太りやすい。絶賛増量中。

───見えない!!!

私の太り始めの典型的なサインはね、部屋が散らかってくる。これはいけない!と思って部屋を片付けると、ちょっと止まる。

たぶんその時は面倒くさくなってるの、いろんなことが。部屋が汚いと、自分が混乱してる。

───今後は部屋をきれいにして、水泳に行く女性が増えますね!

いやいやいや。

───どこか出かけたりはするんですか?

えー、美術館とか博物館………。別に勉強しようと思ってるわけじゃないけど、なるべく、見たことないものを見といた方がいいかなって気はしていて。

博物館は、真剣に見るとすごく疲れる。あっという間に時間も過ぎるし。土曜日は夜の8時ぐらいまでやってたりするから、夕方から行ってみたりとか。

───そこはイメージ通りですね!

そう?はずれてない、大丈夫。

───いつもスーツですが、何かこだわりが?

うん、入社してからずっとスーツ。上司は服装に関してこうしなさいって言うのはなかったけど、最初はいろんなところに出されちゃってたし。その日急に何か決まったりとか、高級なところにおつかいに行かなきゃいけないとかっていうことがあって、いつでもどこでも入れるってところからスーツになったわけ。まぁ、制服の延長みたいなものですね。

そのうち、スーツが非常に楽なことが分かって。

───そうなんですか?

コーディネートとかいらない。どんなに疲れていても、そんなにだらしなく見えないし。

あと、今は金融系のクライアントが多いからね。相手もきっちりしてるし。

───Iさんといえばさらさら黒髪ですが、お手入れの秘訣は?

えっ、普通に……。

───市販のシャンプーで?

市販のシャンプー。

───こだわりの乾かし方とか……?

みんなと同じ、夜に洗って………。特段ないけど、ちゃんと乾かして、寝る。

ちゃんと乾かす、かな?

───そうですか………わかりましたっ!!

おわりに

───最後に、何かメッセージとか、伝えたいことってありますか?

好きなバンドが2016年に再結成して、ついこないだもライブに行ったんですよ、東京ドーム。2001年の東京ドーム公演で活動休止して、結局解散したんですけどね2004年に。

だから約17年ぶりの東京ドーム公演で、しみじみ思ったんですよ。……大げさに言うと

「人生何が起こるか分からない」、っていう。

仕事で言うと、受注した後もいろんなこと起こるじゃない。だから実は「終わり」ってなくて、「めでたしめでたし」でもなく、ずっと続いてるって、すごく思う。

よくないことがあっても、時間がたつと「案外悪くないかもね」って思ったりして。「失注してよかった」場合だってあると今は思う、負け惜しみかもしれないけど。

もちろん成果がでたら素直に喜べばいいんだけど、失敗してもそれで終わりじゃないかもね、って。

───なるほど、「今だけがすべてじゃない」ってことですかね。

そう、案外繋がってるし、自分が歩いてる道でもどういうところに繋がってるかよく分かんなかったりとかするし。

そんなことをバンドの再結成とかでも実感したりするんですよ、ありえないと思ったことも起こる!大げさですね。

───ほぉ~!今までのお話の説得力がぐっと増しますね!素晴らしいメッセージでした!

ありがとうございます!!

と、Iさんをご紹介しました。

時間管理ができず、かなり長時間のインタビューになってしまい、端折ったエピソードも多数……。Iさんファンの方、すみません!

清楚できっちりしたイメージのIさんでしたが、体当たりなお話やバンド愛がすごかったりと、いろいろなギャップがおもしろかったです。

少しでもIさんの魅力が伝わりましたら嬉しいです!

 

みつぼり