【実は間違っている!?】「ビジネス敬語」の話

こんにちは。
BONDs編集部のながたです。
「実は間違って使っている!?日本語」を紹介しているこのコーナー。

今回のテーマは《ビジネス敬語》。
日本語では、同じ言葉でも相手やシーンによって、敬語、謙譲語、丁寧語などを使い分けなければいけません。
特に社内や取引先など、多くの人たちと関わるビジネスの場では、正しい敬語が使えないと信頼関係をうまく築けないことも…。


そこで、私が実際に体験した「間違って使っている!?ビジネス敬語」を10個ご紹介します。

早速見てみよう!

1.○○各位様、○○各位御中
正解:「○○様各位」、「○○各位」
「各位」という言葉は、大勢の人に宛てたメールや書類に用いられ、「皆様」という意味です。すでに「各位」には「様」の敬称が含まれているので、「各位様」や「各位御中」は二重敬語になってしまいます。

2.ご一緒します。
正解:「ご一緒させていただきます」、「お供させていただきます」
「ご一緒します」は丁寧語なので、同僚など同格の人に対して使用します。目上の人には謙譲語の「ご一緒させていただきます」、「お供させていただきます」を使用しましょう。

3.参考になりました。
正解:「勉強になりました」
「参考になりました」は、「自分の考えを決めるときの足しにする」という意味があります。また、相手を「評価する」ということにも繋がるため、失礼な表現になってしまいます。アドバイスを受けて学ぶことが出来たという感謝の気持ちを表すときには「勉強になりました」を使用しましょう。

4.私では役不足です。
正解:「私では力不足です」
「役不足」は、「その人の力量に比べて、与えられた役目が軽すぎる」という意味です。つまり、「こんな仕事は役不足だから、もっと大きな仕事をください!!」と不満を表すときに使用します。謙遜したつもりが、正反対の意味になってしまうので、注意しましょう。

5.取り急ぎお礼(用件)まで。
正解:「まずはお礼申し上げます」、「まずは用件のみにて失礼いたします」
「取り急ぎ」は「とりあえず急いで」や「間に合わせの処置として」という意味があり、目上の人に用いるのは失礼に当たります。「まずは」に言い換えましょう。また、「~まで。」は文末を省略した形になるので、「申し上げます」や「のみにて失礼いたします」など、省略しないようにしましょう。
そして、急ぎで伝えたい内容のみを書くので、後でしっかり連絡をとることが必要です。

6.ご苦労様です。
正解:「お疲れ様です」
「ご苦労様」は目下の人に対して用いる言葉で、目上の人には「お疲れさまです」を使用しましょう。

7.お分かりいただけたでしょうか。
正解:「ご理解いただけたでしょうか」
「分かりましたか?」という意味になり、相手の能力を試したり、評価したりしている印象を与えてしまうため、目上の人に用いるのは失礼な表現です。とは言え、「ご理解いただけたでしょうか」も上から目線に感じてしまう場合も…。できれば、「ここまでで何かご質問はございませんか?」や「ご不明な点はございませんか?」など、別の言い方に変えた方がより良いでしょう。

8.ご拝受いただければ幸いです。
正解:「ご覧いただければ幸いです」
そもそも「拝」とは、「つつしんで~」という意味があり、自分の行為に用いる謙譲語です。つまり、相手の行為に対して使用することはできません。他にも、「拝見されましたか」ではなく、「目を通していただけましたか」、「ご覧になりましたか」などを使用します。
ちなみに、「受領しました」のさらに丁寧にした表現が「拝受しました」です。「〇〇の書類、確かに拝受しました」というように使用します。

9.ご持参ください。
正解:「お持ちになってください」
「持参する」の参は、「参る」の参です。つまり、自分の行為に用いる謙譲語です。相手に何かを持ってきていただくときに使用することはできません。「お持ちになってください」を使用しましょう。
また、自分が持って行く場合には、「持って参ります」や「お持ちします」が良いでしょう。

10.お体をご自愛くださいませ。
正解:「ご自愛くださいませ」
手紙やメールなどで、結びの言葉として使われる「ご自愛ください」。そもそも「自愛」とは、「自分の体を大切にする」という意味が含まれているため、「お体を」は不要です。

まとめ

いかがでしたか。
中には、「あっ!普段これ使っている…」なんて言葉もあったのではないでしょうか。


どんなに仕事ができる人でも、敬語の間違いはマイナスの印象を与えてしまいます。相手を思いやる気持ちがマナーの基本です。

この他にも間違った敬語は数多くあるので、日頃から正しい敬語を身につけ、より良い関係を築いていきましょう。

ながた