【街情報】京浜急行本線・新馬場

【街情報】京浜急行本線・新馬場

こんにちは。編集部・フクモトです。

このコーナーは、「街」の紹介を主に行っていくことがテーマです。

不動産市況の話を交えながら、いろいろな切り口で街を見ていきます。

 

「知ってる知ってる!なネタから、「ナルホド!な情報まで、不動産業界の方もそうでない方も、いろんな方々に楽しんでもらえる内容にしていきますので、ぜひ最後まで読んでいただければ幸いです。

 

さて、初回は、京急線「新馬場」のお話。

「うわっ、渋!」とか「え?どこ?しんばば?」とかおっしゃる方も多いのではないでしょうか(新馬場にお住まいの方ごめんなさい。。)。

「しんばば」ではありません。「しんばんば」です。

京急本線、品川駅から2つ目。住所で言うと品川区北品川とか南品川とか。

 

実は、品川駅まで20分くらいで歩けてしまうくらいの距離なのです。

品川再開発

品川駅といえば。そうです。「品川開発プロジェクト」。JR品川車両基地跡地の国際交流拠点形成と品川駅周辺地区における街づくりを推進するために行われている再開発プロジェクトです。

 

2020年を目標に、品川-田町間の新駅開業(一部)、2027年開通のリニア新幹線など、話題には事欠かず、三田にオフィスがある我々も間近でその変化を感じています。

隠れた穴場スポット・新馬場

話は新馬場に戻ります。先ほども申し上げましたが、新馬場は京急本線で品川駅からわずか2駅・3分。

 

バスでも3分。

 

こんなに品川に近く、新馬場駅の1日の平均乗降人員は15,017人(2014年)、京急線全72駅中46位という少なさ。(京急グループ会社要覧2015-2016より)

 

かつては東海道品川宿の入り口となる宿場町、品川神社への参道として栄え、このあたりに馬場があったことからその名が付いたと言われています。

 

またこの辺りは、海岸線でもあり、海に近かったため、それらの名残を残すように、海苔屋、魚屋、船宿、履物屋などを今でも見かけることができます。

 

もちろん商店街にはたくさんの飲食、物販店が並び、ここで暮らす人たちの生活を潤しています。

そんな、歴史風情を感じられる新馬場には、宿場町の面影を残しながら、クールジャパンとして外国人にも人気の宿があるのをご存じでしょうか。

 

「ゲストハウス品川宿」というこの宿は、江戸時代から続く宿場町「品川宿」のまちづくりの一貫として、ゲストハウスを通じた国際交流、地域融合を掲げて取り組まれている宿です。

 

オーナーの渡邊氏は大手メーカーを退社後、米国留学し帰国後、六本木のホテルで修業しながら同志社大学大学院の社会起業プログラムに参加。その後、品川の「まちづくり協議会」に1年間参加し、並行して浅草の外国人旅館で修業したという、一風変わった略歴の持ち主で、2009年にゲストハウス品川宿をオープンさせたそうです。

 

多文化共生社会の基盤を作っていきたいという考えから、地道に外国人集客に力を入れ、今では多くの外国人が利用しているとのこと。

 

地域と外国人をつなげることで今日の日本をより良く発展させていきたいという思いでこの宿を運営しているそうです。(bizpow 2015.05.12記事より抜粋)

 

ビッグターミナル・品川の近くでありながら陰に隠れた街という印象もありますが、密かに国際化の香りがしますね。


写真:ゲストハウス品川宿HPより抜粋


写真:Bamba Hotel HPより抜粋

多くの観光客を取り込むことで地域活性も進んでいる街なのです。

住宅の価値も上昇中

ここからはちょっと不動産の話を。

 

一見すると、品川にこれだけ近いのだから住宅価格も高いのでは、と思ってしまいそうですが、実はそうでもなく、もともとは割安感のあるエリアでした。その割に分譲マンション供給は少なくて言わば知る人ぞ知る存在でした。

しかし、ここ数年でマーケットは変わってきています。

※(株)MRCデータより(株)DGコミュニケーションズ作成

  

上のグラフは新馬場駅最寄で販売された新築分譲マンションの戸数と、平均坪単価の推移です。

 

供給がされていない年もあり、隔年で新規に分譲マンションが販売されるペース。2年間で120戸~140戸供給されるイメージです。

 

価格の指標となる平均坪単価は、2010年から2013年までは240万円台でしたが、2015年は300万円台と、これまでに比べて20%強上昇しています。

 

都心部価格の上昇に影響されたことが大きな理由として挙げられていますが、それでも売行きは比較的好調。

 

都心部ではゆうに坪単価が300万円、400万円を超える市場になっているので、都心の価格には手が届かない方々が穴場として購入するケース、もちろん、地元を好きな方が購入するケースなど様々ありますが、程よく需給のバランスが取れたマーケットでもあるのです。

 

隠れた名スポット、新馬場。

 

街自体が大きくなることはないのかもしれませんが、着実に未来に向かって成長している街なのです。

 

フクモト